こんにちは、くま(@kuma_gameblog)です。
今回はもうすぐ3月ということでゲーム業界の新卒採用の選考も徐々に本格的に始動してきますので、現役ゲームプランナーのくまがゲーム業界の採用選考で通用する企画書制作のコツをお伝えしていきます。

ゲームプランナーとして働きたいけど企画書ってどうやって書いていいか分からない
こういった悩みを持っている方へ他の人と差別化ができる企画書の書き方のコツをお伝えします。
まず、ネットで「ゲーム 企画書 作り方」などと調べるといくつか参考になる記事は出てくると思います。
私の学生時代なんかはヨコオタロウさんのブログを参考にして企画書を書き始めた人はかなり多かったです。↓

ですが、当ブログでは、そのレベルで同じように一から丁寧に書き方を解説する気はございません。
この記事を読んだ方に習得してほしいのは「自分だけのゲーム企画書のフォーマット」です。
つまり他の人とは一味違う個性的で面白そうなオリジナルの企画書を作るということをゴールにしてほしいです。
選考で作品を見る方もプロなので、ネットで検索してすぐに出てくるような書き方をしている人はすぐにばれます。
そっくりそのまま真似てしまうと何十、何百と来る作品選考の中に埋もれてしまいます。
その中でどれだけ個性を出してこの作品は他と違って面白そうだ!と思わせるが勝負のカギになると思います。
いくら斬新でユニークなアイデアを持っていても、それを面白そうに魅せる表現を持ち合わせていないと良さは伝わりません。
ここではあえて、企画書を見せるではなく魅せると表現しています。
ゲームの企画書というのは自分の個性の表現方法の一種ですので、企画書を見ただけでその人の能力や仕事の丁寧さもある程度把握できると思っています。
だからこそ、他の人のパクリではなく唯一無二のオリジナルゲーム企画書を制作できるようになってほしいと思いこの記事を書くことにしました。
前振りが長くなってしまいましたが、本題に入っていきます。
書類上の最低限のルールを定める
ここに関して詳しく書いてくれているブログ記事がなかったので解説していきます。
基本を忠実に守ってまずは資料としての体裁を整えることが大切です。
1.企画書の作成はPowerPoint一択
こちらに関しては原則PowerPointで企画書を作成することをオススメします。
Macの方などで標準のKeynoteを使いたい方もいらっしゃるかもしれませんが、当ブログではPowerPointの利用を強くオススメいたします。
PowerPointであれば特定の操作をしたい時にネットで「パワーポイント ●●の仕方」と検索すれば参考になる記事がたくさん出てくるので作業もスムーズになると思います。
2.画像の編集はPhotoshopかGimp
企画書に必要な画像素材を加工する場合はAdobeのPhotoshopかフリーで使えるGimpをおススメします。
Gimpであれば無料で使えて機能としても申し分ないですが可能であれば将来職場でも使うことになるPhotoshopの利用を検討してみてください。
学生であれば学割も使えます。

GimpはこちらからDLできます。
3.スライドサイズはA4サイズがベター
作成するスライドのサイズは、いざとなったときに印刷しても形が崩れないA4サイズで設定しておくことをオススメします。

4.フォントを統一する
意外と初歩的なことですが守れていない人が多いのであえて項目として入れています。
基本的に本文と見出しはフォントを統一するよう心がけてください。
パワーポイントの仕様上挿入するテキストの形式によってデフォルトのフォントが異なるので意外と意識しないと違っていることがあります。
使用するフォントは無理に個性的なものにしなくても無難に読みやすいもので大丈夫です。
5.テキストの色は最大3色までにしておく
これに関しては、多くても3色程度に収めると考えておいた方が良いでしょう。
原則黒、赤、青で問題はないと思います。
赤と青は対比や強調する時に使い分けるとわかりやすくなると思います。

6.ゲームのイメージ画像にいらすとやを使用しない
大事なことなので強調して伝えます。
詳しくはこちらのブログで解説していますが、ゲームの世界観がいらすとやの世界になってしまうのを防ぐためです。
ゲーム業界でもいらすとやを使ったゲーム企画書はタブーとなりつつあります。
以上になります。
まずは企画書を書き始める前に基本的なルールを抑えて準備をしましょう。
このブログだけでは伝えきれないことをココナラというサービスでお手伝いしています。
主に学生さんへ向けたサービスを提供しています。
企画書を添削したりアドバイスするサービスも行っていますので興味がある方は是非一度見に来てください。(最近も高校生の子から依頼がきました!)

今回はここまでとします。
続きの記事はこちらから見ることができます。
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